腸内環境を整えて免疫力アップタイトル画像2

寒い季節も終わり暖かい春がやってきます。季節の変わり目は風邪を引たり体調を崩される方も多いと思います。そこで今回は腸内環境を整えて元気で風邪を引かないような身体作りをして頂くために栄養面からお伝えしたいと思います。

腸内環境について

腸には、100種類100兆個と言われている多くの腸内細菌が住みついています。その様々な細菌の様子がお花畑のようなため「腸内フローラ」と呼ばれています。腸内細菌には、身体に良い影響を及ぼす「善玉菌」、毒素や腐敗産物を出す「悪玉菌」善玉菌にも悪玉菌にも属さない「日和見菌」があります。腸内環境は、これらの3つの腸内細菌のバランスで決まります。ただし腸内環境は、一人ひとり異なり食生活生活習慣年齢によって異なります。

腸内環境表

腸内環境と健康

腸内環境が崩れると、便秘下痢などのお腹の調子が悪くなります。また腸には意外な働きがあり身体を病原菌やウイルスから守る免疫システムが整っています。腸内環境が悪くなるとその免疫力が低下し病原菌やウイルスが体内で増殖します。つまり腸内環境の悪化は病気にかかりやすい身体になってしまう事になります。最近では、インフルエンザ発症予防に効果があるとの報告もあります。

腸内環境を改善するために効果的な食生活のポイントについて
~善玉菌を増やしましょう~

①乳酸菌・・・・善玉菌を活性化します。
②食物繊維・・・善玉菌の餌となり善玉菌を増やします。
③オリゴ糖・・・消化されずに大腸まで届きビフィズス菌の餌になります。

善玉菌表

どれくらい食べたらいいの?(1日)

乳酸菌:代表的なヨーグルトは100g程度を目安にしましょう。
食物繊維:しっかり摂るには食物繊維の多く含まれている野菜を350g(食物繊維10g)以上摂りましょう。
食物繊維の目標量 男性:19g、女性17g(70歳以上)です。

お勧め料理

◎バナナ入りヨーグルト・・・ヨーグルトにバナナを入れる事によりバナナには善玉菌の餌となる食物繊維、オリゴ糖が含まれているのでより効果的です。

ヨーグルトとバナナ