研究・新人教育
【はじめに,目的】
当院では、資格取得後の継続教育の充実のため、新人期間を1年間とした新人1名に対して、理学療法士または作業療法士1名が指導するプリセプター制度を導入しています。また、新人期間終了後からは、卒後からの系統的な生涯教育の一環とすることを目的に、卒後教育プログラムを整備しています。
【内容】
職場内教育目標として、1年目には以下のことを最低限の到達目標として、プリセプターと協力して目指します。2年目より、自らの専門性を高め、高い専門的な臨床技能の維持、高度な資格を取得することを目的としています。
教育プログラム
教育段階 | 到達目標 |
1年目 | 社会人としての規律を遵守し、良い接遇(挨拶を含む)を学ぶ 基本的な安全管理をする 基本的なリハ計画を立案する 多職種の理解を深め協業する 職業倫理を身に付ける |
2年目 | 応用的な療法を行う 専門性を高める研修へ参加する |
3年目 | 臨機応変に対応する 学生・後輩を指導する |
4~6年目 | 適切にコーチングする 専門療法の指導をする 研究に主体的に取り組む |
7年目~ | 後輩の役割モデルになる 研究指導をする |
研修制度・専門認定資格の取得時期
1年目 | 日本理学療法学会新人教育プログラムの履修 |
3~5年目 | 認定理学療法士の資格を目指し取得する |
5年目 | 日本作業療法学会基礎研修制度の履修 |
5~10年目 | 専門理学療法士の資格を目指し取得する 認定作業療法士の資格を目指し取得する |
10~15年目 | 専門作業療法士の資格を目指し取得する |
【学会発表,院内研修】
学会での発表者もおり、学会発表への参加費用、発表内容について支援できます。また、当院では月に1回程度の院内研修があり、自由に参加できます。
【その他】
入職時から1ヶ月ごとにリハビリテーション科所属長と個人面接を行います。1ヶ月ごとに目標を決めて、1ヶ月後に自己の目標に対する振り返りを行い、1ヶ月間における新人の行動や振る舞いについてフィードバックを行います。自己フィードバック、先輩からのフィードバックをもとに、2ヶ月目以降の目標設定を行います。
リハビリテーション科のご紹介
因島総合病院リハビリテーション科はPT5名、OT1名、ST1名のスタッフで構成しています。
リハビリ室の風景